STICKER

STICKER × Chiaki Morikawa

様々なフィールドで活躍するアスリートがSTICKERを履き、感想を語るシリーズ。vol.2のアスリートは、陸上競技1500mの日本歴代ランキングを持ちながら、選手引退後もエリートランナーとして活躍する森川 千明。自分らしく楽しく走ることを知った彼女の、ランニングギアの楽しみ方とは

ソックスへのこだわり

2年前に現役を引退し、いまは月間200k弱くらい走り、レースは多いときで年間12レースくらい出ることもあります。平均すれば5レースくらいでしょうか。ソックスは普段気にしていないほうだったのですが、滑り止めがついていたり、5本指のソックスは合わないと理解しているので、履いていないですね。オーソドックスな形状のものが好きです。スポーツソックスはフィット感が高い物が多いので、締め付けられるものよりは余裕があるものを選んでいて、分厚すぎるものもシューズのサイズ感が変わってしまうので選ばないようにしていますね。指先が圧迫されると爪が疲れて痛んでしまったり、滑り止めが強すぎると足裏が擦れて皮膚が焼けるような感覚になってしまって走りづらかったり。現役時代にスパイクでトラックを走っていたときは敏感でしたね。

ソックス選びで重要視していること

日常生活と走るときとでは、ソックスは履き分けるように意識しています。日々練習やレースで走っていると足底が疲れてきて足のアーチが落ちてくるので、そのサポートがあるソックスだとありがたいですね。合宿などで毎日ハードな走り込みをしていると、アーチが落ちていることをトレーナーの方に指摘されていましたし、レースの序盤と最後でも、もしかしたらアーチの高さの差があるんじゃないかと思います。マッサージやストレッチで解消することもありますが、練習後はまず着圧のあるアイテムを使って疲労回復を早めることも手段なので、もともとアーチサポートの機能がついているソックスを履いていれば疲れづらさに結びつくんじゃないでしょうか。

ツルツルした素材のソックスはシューズの中で滑りやすいものの、滑り止めが付いているのが苦手なので、このソックスは滑り止め効果があるからシューズと足の一体感がある。持ったときに分厚さを感じたものの、いざシューズに足を入れて走ってみると全く厚さを感じませんでしたね。足を着地したときの感覚を変えないためにも、シューズとのフィット感があることが重要なので、程よい厚さなのは魅力です。また、長時間走り続けるマラソンには足が窮屈でないことも大切。レースの後は足を解放したくて靴下ごと脱いでしまいたくなるのですが、この指をギュッと締め付けないワイダートウ構造はとってもいいと思います。

身につけるもので表現することも、
自分らしく走ることのひとつ

女性は末端冷え性の方が多いと思いますが、走るときって特に冷えやすいと思うんですよね。だからといって分厚いソックスを選んでしまうとデメリットが出てきてしまうのですが、このソックスは密度高く編まれているので、暖かくておすすめ。冬に短い丈のソックスを履くとタイツとの間に隙間ができてしまうので、そこも寒いですよね。走った後に脚を冷やさないことも大切。なので、長めの丈のソックスでカバーしてあげるといいと思います。
あとは、普段はおしゃれを楽しみたいので、スポーツ感が強いランニングソックスを私服には合わせないですね。STICKERのソックスは見せる部分がシンプルなデザインなのと、スポーツブランドのソックスではないのでシューズに入っているロゴとうまく調和するかんじで、どちらにも使えて気に入っています。主張が強くないのに質はいい、というのがポイントでしょうか。ランニングシュースだけではなく、ショートブーツから少し出して履くのもかわいい。シンプルだからこそその人らしさが引き出せるので、ランニングウエアにこだわりを持って、おしゃれに走りたいと思っている方におすすめです。

どんな人にも共通するのは、地面に一番近い足は、フルマラソンだと何万歩も地面に叩きつける酷使する部位だということ。ランニングを楽しんでいる市民ランナーの皆さんをコーチングする機会がありますが、STICKERのような機能性があるソックスからサポートを受けて、安全にランニングを楽しんでいただきたいですね。

Profile森川 千明(もりかわ ちあき)

現役時代はスターツとユニクロの実業団チームに所属し、日本のトップクラスで活躍。現在はゲストランナーとして数多くのマラソンレースに出場する傍ら、ランニングコーチングやモデルなど多方面で活動。

・全日本実業団1500m 3位 4分12秒75 日本歴代9位樹立(現在10位)
・2018函館マラソン優勝 大会新記録
・2019年東京マラソン準エリート3位
・2020年 東京マラソンエリート 日本人8位(2時間42分57秒)

Credit : interview/text:Marina Kitagawa  photo:Takashi Imai

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